教育サービス最大手のベネッセホールディングスがアジア事業を強化するというニュースです。
通信教育を展開する中国で新たに幼児向け学習塾を開設、インドネシアでも小学生向け学習塾を試験的に始めており、100~200教室まで広げる方針。
上海ではベネッセホールディングスの現地法人がこのほど1~3歳向けの学習塾を開設、国内の通信教材「こどもちゃれんじ」に基づいた授業を実施し、読み聞かせだけでなく、歯磨きやトイレの使い方などの生活習慣も指導する。
これまでは0~7歳向けのこどもちゃれんじを中国語版にアレンジした教材「楽智小天地」を自宅へ届けてきたが、現在の会員数は4月時点で51万人、塾事業との相乗効果で、5年後に会員数を100万人まで増やしたい考え。
インドネシアでもベネッセホールディングスの駐在員事務所が7月、小学生向けの塾を開設、小学校2カ所の校舎で外部の先生が指導する。
国内で提供している小学生向けの「進研ゼミ」をもとに、数学と理科の授業を無料で実施し、今後は本格的な教室展開に乗り出す。
ベネッセホールディングスは本業である通信教育事業に加え、新たに始めた学習塾事業の両輪で海外事業を拡大したい考えで、今後はタイやマレーシア、ベトナムなどでも事業化を検討するということです。