フジオーゼックスが、インドネシアに四輪・二輪用エンジンバルブを製造・販売する合弁会社を8月に設立するというニュースです。
日系自動車メーカーが現地で増産計画を進めているのに合わせた動きで、工場の建設を含む初期投資額として約20億円を用意、来年10月に生産を開始し、2018年には売上高20億円を目指すということです。
新会社のフジオーゼックス・インドネシアをジャカルタ近郊にある西ジャワ州カラワン県のミトラ・カラワン工業団地に設置、資本金は2,000万米ドル(約20億円)を予定しており、フジオーゼックスが75%、現地でホンダと自動車の製造・販売を手掛けるプロスペクト・モーターが25%をそれぞれ出資する。
工場の敷地面積は2万4,000平方メートルで、建屋は5,500平方メートル、鍛造機などを設置し、乗用車や商用車のほか、二輪用のエンジンバルブの材料から完成品までの一貫生産体制を構築する。
海外の拠点は5カ国・6拠点目となり、インドネシアは自動車の販売市場が拡大しており、メーカー各社が現地調達率を引き上げながら拡販を狙い、今後も成長が見込める市場であることから、東南アジアではタイに次ぐ拠点を設置することに決めたということです。